我々は、「国内外のサイバーセキュリティに関する課題を解消すること」、「そのための議論の場を創生すること」をミッションとして、ここに、サイバーセキュリティ研究所を創設しました。
ミッション
情報システム・インターネットの社会的基盤化に伴い、サイバー空間での「悪意あるサイバー行為」、すなわち、サイバー攻撃が、実社会での被害へと繋がっています。 国際社会においても、サイバー攻撃は「報復を誘発することなく」効果をあげ、大きなダメージを与えています。 サイバー攻撃者たちは、「報復を誘発することがない」ことを知っており、今後、様々な状況で「閾値以下のサイバー攻撃」を悪用していくことでしょう。 我々の社会システム・情報システムに対するセキュリティ、レジリエンス、そして、信頼性が、いま最も必要とされていると言えるのではないでしょうか。
このような状況を鑑み、2020年4月、我々は「国内外のサイバーセキュリティに関する諸課題を解消すること」、及び、「そのための議論の場を創生すること」をミッションとして、明治大学内に、サイバーセキュリティ研究所を創設しました。
サイバーセキュリティ研究所では、コンピュータサイエンスなどの技術的なアプローチや、社会科学的なアプローチなどにより、複雑・巧妙化するサイバーセキュリティに関する諸問題を特定し、それらの中にある課題を解消することや極小化することを目指します。また、それらを推進するための議論の場を創生します。
サイバーセキュリティ研究所で取り扱う課題には、例えば、サイバー空間での追跡技術、脆弱性の診断技術、ソーシャルネットでの影響力工作技術などがあります。 さらに、研究成果は学術論文などでの発表のみならず、社会実装や社会への提言をすることをゴールとし、広く社会へ還元することを目指します。
組織体制
- 研究開発プロジェクト・グループ
- サイバーディフェンス・グループ